隠された町

本日は朝から町も海も大変濃い霧に包まれておりました。
一面真っ白い中での2便出航。
羅臼の海は時にこのような気候になるのですが、ここまでの濃霧はとても久々です。


午前便は波はほとんどなかったのですが、あいにくの視界で鯨類には出会えず…
その代わりいたるところにハシボソミズナギドリ、フルマカモメ、ウトウ等の海鳥が見られました。
ハシボソミズナギドリのバタバタと助走する音が海面に響き渡ります。


午前便はこれ以上視界が良くならなかったため、早めの帰港となりました。
皆さま肌寒い中お疲れ様でした。

午後便では午前より多少霧が晴れるかと思いましたが、出航時は…


相変わらずの濃霧……
背後に見える国後島展望塔はおろか、すぐそこの乗り場まで見えなくなっております。
これはこれでとてもレアです(笑)

しかし、沖合に出ると今度は次第に視界が開けていき、知床連山が見えてきました!


薄ぼんやりと山並みが見えてとても幻想的ですね。
連山のふもと、町の方は未だに隠されておりました。
またそんな中、度々海面に姿を現すミンククジラや海面をすばしっこく泳ぐイシイルカに遭遇することができました!


次第に青空も見え、時々周囲を泳ぐイシイルカを観察しながらの帰港となりました。
皆さまお疲れ様でした。


羅臼の天気はとても変わりやすいのですが、本日は朝からお昼すぎまで霧に包まれた不思議な一日となりました。
明日は視界が良くなることを願います。

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