2021.8.3(S,D,*)




2021年8月3日 天気:くもり 
気温は高く過ごしやすい1日でしたが
どの便も濃霧に悩まされたクルーズでした。

【8:30便 風:弱 海上状況:波なしうねり大 視界:不良】 
うねりが大きくありましたが、
波はなく何かが出ればすぐに見つけられそうな海上状況ではありましたが
どこもかしこも濃霧…


鯨類との遭遇は残念ながらできませんでしたが
クロアシアホウドリがあちらこちらで見られましたね!
その他オオセグロカモメ、フルマカモメ、ウトウもおりましたね。





【11:30便 風:弱 海上状況:波なしうねり大 視界:不良】

視界の回復を願いも叶わず…相変わらずの濃霧
水中マイクを駆使しながらマッコウクジラの居場所を絞っていき
一か八かその方向へ進んでいると
霧の中に浮かぶ巨大な流木のような体が姿を現しました!


こちらに気づいたマッコウクジラはなんと…
どんどんとこちらへ向かってくるではないですか!


左前方から近づいてきた彼は左後方から船尾…
右後方をじっくりと見つめ、右前方へ進んだかと思ったら
大きな尾びれを突如あげて深く長い潜水へはいっていきました。


勢いよくあがる噴気による
水しぶきを浴びたお客様もいたんではないでしょうか!


船のそばで方向転換する際には珍しい
体の割に小さい可愛らしい胸鰭も見られましたね!

お客様からの質問で
「船にぶつかってくることはないんですか?」
というのがよくあります。
彼らも私達のことがちゃんと見えていますし
鯨類は動物の中でも頭のいい動物です。
興味本位でこちらに近寄ってきているので
故意的にでなければぶつかることはないかと思います。

シカより頭がいいんだ!とお返事されましたが…
シカも止まっているものに自らぶつかっていくことは聞いたことがありません笑
どうゆう意味だったんでしょうか…
衝突事故があったりするからってことですかね。

船とクジラの衝突事故もお互いが動いている場面で
気づかずにぶつかってしまっているからだと思いますよ〜


2便目も心苦しい結果になるかと思いましたが
本当に最後まで何があるかわからないのが羅臼のクルーズですね!

帰り航海ではちょろっとイシイルカの姿も見られました!


【14:30便 風:弱 海上状況:波なしうねり大 視界:不良】


3便目こそは!どこまでも見える視界へ!
とまでは行きませんでしたが…
沿岸近いところは少しは視界が利くようになりました

そこで大変多くのイシイルカに出会うことができました!


十分に観察ができたので大型鯨類を探しに沖合の方へ
また水中マイクでマッコウクジラの方向を探るも
進む方向はデジャブなのか四方八方濃霧の中

何度も何度もクリック音を確認しながら進むも
なかなか近くならず
これはもう流石に出会えないのか…という雰囲気も
ありましたが!!!

霧の手前…水平線の遠いところにブローを発見!
潜水する前に近づくことができるかどうか…
まじまじと観察する時間はありませんでしたが
お客様全員が確認できる距離で大きな尾びれをきれいに上げて
潜っていく姿を観察することができました!



帰り航海ではまた多くのイシイルカが元気に泳ぐ姿が見られました!



明日もたくさんの生き物に出会えますように!
3便運航予定です!どんな一日になるのでしょうか!


Re07
-リナ-



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