マッコウ日和

本日は朝から「クジラの見える丘公園」でマッコウクジラツチクジライシイルカの潮吹き、飛沫が目撃されておりました。

特にマッコウクジラに関してはあちこちで姿が目撃されており、その数なんと1時間で10頭を超えるほど。

最近時化が多かった羅臼の海ですが、久々に賑わいを見せております。

期待の高まる中1便目、港を出てまもなくツチクジラ、続いてイシイルカの群れに遭遇しました。
そして更に船を進めて行くと、お待ちかねのマッコウクジラの登場です。


本日は国後島もくっきり見えており、そこにそびえる羅臼山の真下に浮上しました!
羅臼山の右隣にあるもう一つの山が小羅臼山です。
知床連山の羅臼岳と名前が似ており紛らわしいですが、国後島にある別の山なんですよ。

そして潜水…

この時尾ビレを高〜く上げる動作を、我々は「フルーク・アップ・ダイブ」と呼んでいます。
(Fluke up Dive = 尾ビレを上げて潜るという意味)
こうして勢いをつけ、深度700mから1000mの深海に潜り海底のイカなどを獲りに行くのです。

この後もあちこちに浮上するマッコウクジラ。
今回は現れる範囲が広く、だいぶ羅臼の町に近い海域にも出てきました。

そして午後便は、なんと昨日出会ったマッコウクジラに再開しました!

背中の真ん中に凹みがあるのがお分かりでしょうか?
このようにマッコウクジラは皆似たような姿をしているようで、実はそれぞれ特徴があるのです。

またこの子の場合は体の形でわかりましたが、多くの場合潜る瞬間見せる尾ビレの形、傷、模様などで個体識別がされております。

毎年調査を行っている研究者達の話によると、この羅臼を含む根室海峡に現れるマッコウクジラの個体数は、なんと160頭にも上るとのこと。
それだけこの羅臼の海は餌が豊富だということなのでしょうか。

皆様もウォッチング中出会えたクジラの特徴を覚えておくと、またどこかの海で再開する日が来るかもしれませんよ…?

羅臼の海には様々な出会いが待っています。
明日はどんな出会いがあるでしょうか(*^^*)




コメント