霧の中のかくれんぼ

本日は朝からずっと霧がでておりました。

視界も悪く果たして生物に出会えるのか…
そんな心配をしながら沖合まで船を進めると、他船からマッコウクジラの音を水中マイクで拾ったとの情報が!

スタッフとお客様、そして他船とも力を合わせて海面を探していると、正面にマッコウクジラが浮上!
霧の中でも際立つ、真っ白な噴気が見えておりました。
接近するとその背中や背びれも目に見え…


 そして深呼吸を繰り返したのち、潜水!
あいにく羅臼と国後島の中間地点より国後側にいたため、これ以上は接近できませんでしたが、遠目からでも立派な尾びれがよく見えておりました。



このように尾びれを持ち上げて潜水する動作を、フルーク・アップ・ダイブ(Fluke up dive)と呼びます。

この動作が見えると、深海まで餌を取りに潜ってしまうため40分〜50分は浮上しません。
これがお別れの合図となります。

午後便では、相変わらず霧に囲まれていましたが今度はイシイルカに出会うことができました。


船の近くをすばしっこく泳ぎ周り、特徴的な飛沫をあげながら活発に動いておりました。


また途中他船から、マッコウクジラそしてシャチの発する音が入ったと情報がありましたが、残念ながら国後島側に離れてしまい、確認することができませんでした。

しかしそんな最中、船の前方に突如浮上したナガスクジラに遭遇!
一瞬の出来事だった為、船首にいたお客様のみ目撃されておりましたが…とても長い背中が出ておりましたね。
こんな霧の中でも何が出るかわからないのが羅臼の海の見所です^ ^

明日はどのような出会いがあるでしょうか。
視界が良い日になることを願います。







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