海の神、山の神(レプンカムイとキムンカムイ)



連日濃霧になりこの様です。
だけど動物には関係なし。
出港いたしました!


しばらくして
鳥の小群発見!
接近すると、、、


ハシボソミズナギドリ
南オーストラリアから約1万kmかけて
ここ根室海峡に飛んで来ます。


羅臼は通過地点の
休憩所のようなものです
彼らも時期が来れば北へ飛び立ちます


飛ぶ時が特徴的。
まず水面を走ります!

タッタッタッタ!!!



!!!!!JUMP!!!!!


Then Fly!!!!!


時々失敗する個体も↓
この時期換羽もしますので
羽が抜け落ちる事もしばしば



こちら↓はフルマカモメ
ハシボソと同じ海域にいますので
見間違える方もいますが
こうして写真で見比べると


フルマの方が大きいし
嘴黄色だし、色も薄い★
識別できます!
そしてフルマには3タイプいます。

羅臼に多いのが暗色型
次に上の写真のような淡色型
そしてレアなのは
下の写真の白色型フルマカモメ!!!!


これを発見できた日は
スタッフもご機嫌です♪


そんなこんなしていると
シャチ発見の情報

シャチはアイヌ語で
”レプンカムイ”
海の神

今の私たち人間よりも先に
クジラからシャチに分かれた彼ら。

自分たちが今の形で
陸で生活するよりも前から、
彼らは海で生きていました

今ではいろんなタイプがいますが
本日の群れ3頭は
船に寄って来ないタイプ


ずっと一定距離を保たれており
接近はできず。
約8分潜っては
1km以上先に出るの繰り返し



行動もひっそりしており、
顔もあまり見せて来れませんでした


でもこれも自然に生きる動物の様

私たちは
動物たちの気持ちも尊重したいので
近づいて欲しく無さそうであれば
無理に近づきません。
それがホエールウォッチングの
基本ルールです。


2便目ではイシイルカ発見
あまり激しく泳ぎませんでしたが
本日もラッキーな出会いが


陸前型イシイルカが1頭
混ざってました!

下にいるのが陸前型
(2便目望遠カメラを忘れた自分にガックリです。)

こちら以前にご紹介しました
日本北部にその95%が生息しています


本日のツアーはこうして終了しました。


スタッフが帰路に着く頃
知床峠で親子熊に遭遇!



ムシャムシャ葉っぱを食べておりました


2頭の子熊もすくすく育っているようで
微笑ましい♪

最後には立って可愛らしい姿を大サービス!
この個体は母グマが採餌に夢中になって
森に入って行ったので
ママどこった??
てな感じで直立しておりました♪


熊はアイヌ語で
”キムンカムイ”
山の神
と呼ばれていました。

知床の熊は人を襲た事例はありません
昔から共存して
生きてきたのです。

これからも知床のこの自然、動物たちが
長生きしますように。

Machi


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