2021.7.21(O,S,D)



2021年7月日 天気: くもり
【8:30便 風:弱 波・うねり:凪◯ 視界:不良】 
本日も濃霧へ出発!でした。
とろとろな凪で幻想的な世界でしたね。




そんな幻想的な時間は30分…
1時間…1時間半…と続き。
残念な結果になりそうなところに
シャチ情報が!

霧の中から複数頭のシャチたちに
なんとか出会うことができました!





若いオスが生殖器を出してる場面も。
未成熟の個体でも
交尾行動の練習のようなことがしばしば見られます。


やっとのことで出会えましたがクルーズ時間もぎりぎり。
名残惜しくお別れしました。


【11:30便 風:弱 波・うねり:ややあり 視界:やや不良】 

少し風が出てきたため、霧もまた少し晴れて視界がやや開けました。
波もちょびっと出始めましたね。



日露中間辺りまで行き水中マイクでマッコウクジラのクリック音を探索。
ある程度近いところに確認。
聞こえていた方面へすすんでみていると…


”6時!ブロー!”


お客様から元気な声が!


マッコウクジラのブローをすぐに発見していただけました!
船首方向を12時と船尾方向を6時と
私達は方向を時計の針に例えてお伝えする場合があります。
声を出していただいたお客様は
バッチリと使いこなしていただけてましたね!






いつどこに出てくるかわからない野生動物
基本的に目視での探索となるため
ひとりでも多くの目が必要となります!


1頭ゆっくりと観察して、潜水を見届け船の向きを変えると
またもう一頭!




こちらも潜水していくまでゆっくりと観察できましたね!


マッコウクジラは潜っていくときの尾びれのウラの形で
個体識別がされています。
この2頭はシルエットがわかりやすく違いましたね!



【14:30便 風:中 波・うねり:ややあり 視界:やや不良】

また少し波風が強くなり、肌寒さが増すなか出港!
まずは3頭ほどのイシイルカが姿を出してくれました。




元気に泳ぐ姿をすこし観察して、
沖合へと他の生き物を探しに。


すると近いところにマッコウクジラのブローが!
この便でもゆったりと観察することができましたね!





体の半分から後ろにかけて
しわしわごつごつ模様なんですよ!




1頭の潜水を見届けて、帰路へ船の向きを変えようとすると
またもブローを発見!
この個体もきれいに尾びれを上げて深海への生活へ戻っていきました!




さて、突然ですがここで問題です。
本日マッコウクジラと出会うことができたのは4回!
ですが…
個体数は何頭でしょうか!


尾びれの形をみくらべてくださいね〜
もう一度並べてみましょうか。







答えは…4頭です!
並べてみると形が違ったり、傷があったりと
その違いがわかりやすいかと思います!
このように尾びれの形で個体識別がされている
羅臼沖のマッコウクジラは10数年で約200頭
中には毎年観測される個体も多くいます!


明日からオリンピックの関係で4連休ですね!
オリンピックである賑わいはなかなか感じられませんが…
羅臼の海は賑わいが落ち着きませんね!
この調子で明日からも素敵な出会いがありますように!



Re07
--リナ--

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